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活動内容

い っ ぷ く 会 便 り 2015年5月号

<5月号> 平成27年5月1日 発行
NPO法人 全国ひきこもりKHJ親の会(家族会連合会)静岡県「いっぷく会」
会長 上杉 博美

日時
平成27年 4月12日(日)13:15 ~ 17:00
テーマ
『過去へのこだわり、くり返し出てくる言葉』
講師
SCSカウンセリング研究所カウンセラー
三橋由江先生
会場
静岡市番町市民活動センター

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PDFファイル201505.pdfLinkIcon

4月例会のご報告

4月例会は、4月12日(日)静岡市番町市民活動センターで開催しました。

「平成26年度いっぷく会総会」が開催されました
4月の例会の中で、平成26年度総会が開催されました。
総会では、まず「平成26年度の活動報告、決算報告」が行われ承認されました。
続いて、会則の一部改正、役員の任期満了による選任が行われました。役員は、上杉会長には留任いた
だき、その他 成るべく多くの人に役割分担いただくように総員18名に増員をさせていただきました。
次に、平成27年度の活動計画案、予算案が審議され原案が承認されました。
新年度も、「学習会」を中心として、ひきこもりの知識と対応を学び、相談活動の充実や、より細かな
サポートによって、地域の家族にとって大きな存在である「家族会」としていきたいというものです。

◆連続学習会日程表   開催は毎月第2日曜日です。13時15分より

会  場

テ  ー  マ

講 師

4

12

番町センター

過去へのこだわり、くり返し出てくる言葉

三橋由江先生

5

10

あざれあ

無条件の肯定的関心と本人の内面の理解

高橋 晋先生

6

14

あざれあ

怒りと暴言・暴力

桝田宏子先生

7

12

番町センター

言葉の「意味」と「理由」と「わけ」を探る

菊池 恒先生

8

 9

シズウエル

危機をチャンスにするには

野中俊介先生

9

13

あざれあ

体の緊張・症状、体と心 両面からの対応

藤江幹子先生

10

11

あざれあ

一見安定していて変化がない時

(内面・主体性をどう育てるか)

高橋 晋先生

11

8

番町センター

親の価値観・生き方と本人の価値観

・内面・行動のギャップ

三橋由江先生

12

13

番町センター

(いっぷく会 家族交流会を企画する)

1

10

あざれあ

一歩進めたコミュニケーション

菊池 恒先生

2

14

あざれあ

家族以外の人とつなげていく

三宅正之先生

3

13

番町センター

ひきこもりと社会の変化~これからの働き方・生き方

桝田宏子先生

◇講師はSCSカウンセリング研究所又はフレンドスペースのカウンセラーです。
 ◆グループでの話し合い 約2時間の学習会のあと約1時間、話し合いのコーナーがあります。
 ◆個別相談会スケジュール(事前の予約が必要です)
   ・相談カウンセラーは、フレンドスペース カウンセラー 菊池 恒先生
   ・開催日は、奇数月の第4日曜日です。

4月例会のご報告
4月の例会は、4月12日(日) 静岡市番町市民活動センターで開催しました。

◆準備会 10時~
上杉会長など17名の参加をいただきました。
まず、「いっぷく会便り4月号」「26年度総会資料」「改正後会則」「4~6月学習会案内」「年会費お支
払いのお願い」などを入れて、参加者への配布と、欠席者、関係機関への郵送作業を行いました。
そして今日の総会事項、例会の運営について打ち合わせを行い、続いて、いくつかの報告事項、協議
事項を話し合い、あとは昼食を頂きながら楽しい歓談の時間を過ごしました。
場所も例会場と同じですので、会員の皆さんも弁当持参で一緒に過ごせると、とても楽しいです。
是非とも遠慮なくお出かけ下さい。

連続学習会は「赤い羽根共同募金」の助成を受けて運営されています。

◆例会 13時15分~17時   参加者33名(当事者4名含む)
◇平成26年度総会 
上杉会長の挨拶に続き、総会を開催しました。(別記報告)

◇連続学習会  14時20分~16時00分  
テーマ「過去へのこだわり、くり返し出てくる言葉」 
講師は SCSカウンセリング研究所・カウンセラー三橋由江 先生
①抱え込んだ傷
色々なケースがあると思われるが、ある夫婦仲が悪い家庭の事例でお話します。
毎日夫婦喧嘩をしている、その結果、母はストレスを抱えてイライラし、そのたびごとに子どもに
手を挙げた(虐待に近い)という事例があります。
子どもは、小さい時には暴力を受けてもその意味が分からない。何で自分が殴られ、叩かれ、蹴ら
れて血だらけにされながら、それでも手当もしてくれない母親。耐え難かった。そこで自分なりに
出した答えは、「僕が悪かったからお母さんはそうなるんだ」「僕のせいなのだ」と幼い時は思ったと。
年齢が少し上がってゆくと、「自分は何と無力なんだ」されるままにしかならない自分の無力さに、
悔しい気持ちが湧きでてくる。また、自分を責めてしまっていた。
  歪んで、押し込んで、自分の心の中にしまい込んだ傷というのは、なかなか出てくるのが難しいです。
  それがある時から、母に対して暴力行為で出てきて、母は別居(逃げた)して、相談に来た。

②吐き出せる環境
子どもがやっと言えるようになる(吐き出せる)ということは、親の変化が出た時ですね。「この
親は分かってもらえるのかな」と感じた時です。
問題なのは子どもではなく、自分たち親なのだと親自身が気がついた時、それを認識した時に、
それが子どもに伝わってゆくのですね。家庭の雰囲気が変わるのです。(親が、学習会に参加した
りカウンセリングなどを受けて、正しい対応を学ぶことにより気がつくのですね)
 その変化により、子どもが「家の中に自分の居場所がある」「安らぎがある」と思えるように変わ
った時に吐き出せる環境ができるということです。
夫婦仲が良いとか、笑顔がある家庭とかが大事です。暴言・暴力が出るのは「安心して吐き出せる」
「居心地の良い環境ができた」ということです。
吐き出して、SOSを出してくる子は、まだ親に期待をしているのですね。駄目な親だと思ったら家
から脱出してしまうでしょう。「家にいてくれてありがとう」「吐き出してくれてありがとう」ですね。

③消化作業
 そして、怒りとか、苦しみとかの子どもが抱え込んできた傷。わかって欲しい気持ちを消化してゆ
く作業が日々行われている。簡単に言えば、むかつく(胃)腹が立つ(腹)頭に来る(頭)。この
ような消化作業がくり返し行われている。
抱え込んだ傷の大きさにより異なるが、親は付きあうしかないですね。

④くり返しの日々
過去のことが、吐いても、吐いても同じ言葉でいつまでも出してくる。暴力・暴言も出てくる。
日々同じことの繰り返しが続くのです。
親にしてみれば、良くなってくる気配がないのではないかと・・・絶望的になることもある位で。
でも本人にしてみれば、やっと吐き出せるようになったんですね。こだわっている自分から早く抜
け出したい、早く抜け出すにはやっぱり吐き出すしかないのですね。それは気の済むまで続ける。

⑤こだわりからの開放
その吐き出しも終わる日、卒業する日は必ずきます。
それは回復した青年たちが証明してくれています。
  子どもが、気が済むまで吐き出させて「もういいや」と思えるまでですね。
  それまでは付き合い続けるしかないのです。卒業の時期がきた時に親も子も開放になる。

社会に出るときでも、会社に入るというだけではなく、色々な働き方がありますね。
  一人でできる仕事もあります。子どもに任せればよいのです。

 ★親自身も、自分を信じて、元気を出して最後まで子どもに付き合うこと。投げ出しては駄目です。
  子どもが「私をあてにしてくれているんだ」「見捨てられていないんだ」ほんとに感謝です。
  「きちんと受けとめられる親になる」 そのためには親として、このような会に出席して学習する、
同じ親同士で話し合う、そして、吐き出す、息抜きも必要ですね。旅行するなども良いですね。
  そして親も元気になって、家の中に良い雰囲気をつくるようにしたらよいですね。
  待っているのはパラダイス。親にとっても、子どもにとっても・・・・。

◇グループでの話し合い  16時10分~16時45分
  5~6人のグループに分かれて自由な話合いをしました。

そして、例会の終了後「懇親会」を居酒屋「新沁」で14名の参加で開催しました。(三橋先生も出席)

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6月例会のお知らせ

日時 平成27年 6月14日(日)13:15 ~ 17:00
会場 静岡県男女共同参画センター「あざれあ」4階 第2会議室

<連続学習会テーマ> 

『怒りと暴言・暴力』

(講師)一般社団法人SCSカウンセリング研究所
カウンセラー 桝田 宏子 先生

参加費 会員お一人1500円(ご夫婦)2000円  当事者は無料
(初めて参加される方は体験日として無料で参加できます)
当日10:00より例会準備会を同場所で行っています。会報の郵送作業や家族同士の歓談などを行っていますので家族、当事者の方などどなたでも参加できます。皆さんのご参加をお待ちしています。

「静岡市ひきこもり支援センター」が開設されました

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会長コラム
4月18,19日に上田にお墓参りに行ってきました。その帰りに、木曽方面まで足をのばしてきました。
道路の両側には、花桃の花が咲いていました。山の上の桜(駒つなぎの桜)は、まだ五分咲きぐらいでした。また、自然の中で清流の音と流れを眺めながら時が過ぎることが、自分の心をゆったりさせてくれ良い時間でした。毎日々が、親は普通に過ごしているように思っていますが、時には無理をしてはいませんか、自分の時間を作ることも必要です。ピアサポーターは、認定証の携帯が基本ルールですので、交付があり次第活動していこうと思っています。会の皆様も、個人情報については、親の会以外の場所で話さないで下さい。守秘義務を厳守されるようにお願いします。

初めてご参加の方は月例会会場で入会手続きができます。
年会費6000円 月例会参加費お一人1500円(ご夫婦参加2000円)
その他、いっぷく会へのお問い合わせは事務局までお願いします。
事務局 電話・FAX 054-245-0766 担当 中津川

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