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活動内容

いっぷく会便り 2016年12月号

平成28年12月1日 発行
NPO法人 KHJ全国ひきこもり家族会連合会 静岡県「いっぷく会」
会長 上杉 博美

日時
平成28年11月13日(日)
テーマ
「親の幼児性 VS 子供の大人性」
講師
人間関係と心の相談舎 代表 菊池 恒 先生
会場
静岡市番町市民活動センター


PDFファイル201612.pdfLinkIcon

11月例会のご報告

11月例会は、11月13日(日) 静岡市番町市民活動センターで開催しました。

◆準備会 10時~

14名の参加をいただきました。

まず「いっぷく会便り11月号」「会員アンケート用紙」「旅立ち82号」「12月忘年会案内」「12月交流

会案内」を封筒に入れて、参加者への配布、欠席者・関係機関への郵送作業を行いました。

そして、いくつかの報告事項、打ち合わせをして、あとは昼食をとりながら楽しい歓談の時間を過ごし

ました。

場所も例会場と同じですので、弁当持参ですが、例会に少し早めに出かける感じで参加してみて下さい。

親の居場所でもあります。是非、楽しい時間を共有しましょう。

◆例会 13時15分~16時50分 参加者33名(非会員1名含む)

◇会長挨拶;報告事項;上杉会長欠席のため中谷が代理で行いました。

出席の御礼と報告事項として、①会員アンケートの記入について協力のお願いした。

②県ひきこもり支援センターの居場所が県内4ヵ所で開設されたことのお知らせ

③12月の忘年会の参加の呼びかけ ④1月22日に講演会を予定していることの案内

⑤11月の個別相談会の案内 などを行いました。

◇連続学習会 13時30分~15時40分

テーマ「親の幼児性 VS 子供の大人性」

講師 人間関係と心の相談舎 代表 菊池 恒 先生

・今日はワークショップ形式で、5~6名の6グループに分かれて意見交流しながら進めましょう。

・皆さんは、ご自身が親という立場ですが、自分の中にも幼児性の部分があるということ、それが何

なのかということをひも解いてゆくことです。答えは今すぐに出るものではありません。急がずに

じっくりと行う必要があります。いずれはこういった世界を子どもと共有することが出来れば理想

だと思います。「今まで気を遣ってきたのは子どもの方で、守られてきたのは親の方です。それを

今度は逆にして下さい」という学習をしようということです。

・まず、「幼児性とは?」と「大人性とは?」についてグループで自由な話合いをして発表しました。

「自立できている」「自立できていない」「判断力がない」「判断できる」「人の目を気にする」「本音

と建て前」など、皆さんの持っている「幼児」「大人(親)」のイメージを出し合いました。

①根底にある「親子の逆転現象」

何が逆転しているのか? 逆転現象とは何のことを指しているのか? これも話合いました。

「自立」ということでも、経済的、社会的には親の方が自立できているが、精神的には子どもの方

が上か。「人の話をよく聞ける」「人の目を気にする」「本音と建て前を使い分ける」「判断力」など、

ある部分においては子どもの方が何枚も上手であることが多いです。不登校・ひきこもりという現象

の中で、皆さんも嫌というほど体験しているはずです。

子どもにしてみれば、本音を言うと「親のプライドが傷つく」から、傷がつかないように親を気遣

っている。

例えば、いじめられた時にも親に言えない。それは「親が心配する」「親が傷つくから」「親にとっ

てショックだから」など。いじめられた事実より「親を守りたい」だから「自分が我慢する」。こ

のように精神的には子どもが親を守っているのです。

もう一つ、物理的に考えると分かりやすいです。「高い所にいる人」「低い所にいる人」どっちが相

手のことが分かりますか? 下から見上げる人の方がよく見えるのです。立場的に考えたら、親の

方から子どもの方はよく見えませんが、子どもの方からは親の実態というのがよく見えるのです。

実は重要なのは親の方の幼児性です。今日はそこに焦点をあててゆくことになります。

皆さんも子どもの頃、親を気遣う経験がありませんでしたか? 気遣うということは親を守ってい

たのです。

「気遣う」というのは「緊張感」を生みます。「緊張感」が24時間、365日続きますと、普通なら

とても耐えられません。ある日突然起きられなくなる、体の具合が悪くなる、学校に行けなくなる

などが出てきます。

だから、子どもが親に気遣いなく本音でぶつけても大丈夫、そんな打たれ強い親、動じない親にな

ることが子どもにしてみれば「安心できる親」なのです。実はこれを阻んでいるのが、親の幼児性

です。幼児性は、子どもから見るとしばしば「親が可哀想」に感じられるのです。

②親が自らの幼児性に気づく

「幼児性」のない人はいません。タイムマシーンがあるとしたら、どの年齢まで戻ってみたいかを

話し合ってみました。いろいろと内容は違えど、その人なりの思いがありました。

親が子どもに「理解して欲しい」「察して欲しい」と思えることはすごく重要な意味をもちます。

実はそれが「親の幼児性」です。本来「分かって欲しい」という感情、気持ちを抱くのは子どもの

方です。子どもの方が親に「僕を理解して欲しい」のです。ところが今まで、子どもの方が親を理

解していたのです。ここが逆転現象の最たるものです。これを本来のあるべき姿にしていかなけれ

ばなりません。

子どもが親から理解されるような環境を作っていかなければなりません。子どもが安心するように

整えてゆくのです。子どもが親に対して気遣わず、無防備になって安心できるかどうかです。そこ

に親が気づいてゆく番です。

③親の幼児性と子どもの幼児性の対決

子どもが親を気遣うのは子どもの習性でもあります。大切なのは、それを親が理解するかどうかです。

「この子は親のことを気遣っているんだな」と、これからは気づいてください。とても重要です。

子どもを「無条件に受け入れ」「話をよく聞く」などができてくると、子どもは子どもに戻ってゆ

きます。

子どもの中に「幼児性」が出てきます。「子どもの幼児性」と「親の幼児性」ぶつかると大変です。

親は、お互いの違いを受け入れる、視点を増やす、柔軟性をもつなど、子どもと相対してゆくこと

が重要になってきます。親は親になり切れるか、子どもは子どもになり切れるか、です。子どもを

「籠の鳥」にしない。自由に外に出してあげること、「子離れ」「親の自立」が必要です。さらにそ

の際に大事なことは「切り分けること」です。相手は相手、自分は自分、親は親、子どもは子ども

であって、ひとつと勘違いしてはならないのです。

④世代間を連鎖するもの

人間にとって、良かれと思ってしたことが、思わしくないことが一番傷つきます。

今まで親は、子どもにとって「良かれ」と思ってやってきたことが良くなかった、子どもからダメ

出しをされる、それは親にとってとてもつらいことです。でももう一度振り返って、親の幼児性=

なぜ分かって欲しかったのか、分かってくれなかったらどういう気持ちになるのか、そしていろい

ろな考え方、いろいろな判断力、視点をもたなければなりません。親が成長して、子どもに追いつ

いていっていただきたいです。

 

おおよそこんな学習会をしました。ありがとうございました。

◇グループでの話し合い 15時50分~16時50分

学習会のまま6つのグループで自由な話合いをしました。

 

1月例会のお知らせ

日時 :平成29年 1月8日(日) 13:15 ~ 17:00

会場 :静岡市番町市民活動センター 2階 大会議室

<連続学習会テーマ>

『 親の本音と子どもとの向き合い 』

(講師)一般社団法人 SCSカウンセリング研究所 カウンセラー

NPO法人 KHJ千葉県「なの花会」 理事長 藤江幹子 先生

参加費:今年度は、赤い羽根共同募金から助成金を戴きましたので、

お一人ワンコイン! 500円とさせていただきます。

(初めて参加される方は体験日として無料で参加できます。)

(当事者の方は、いつでも自由に、無料で参加できます。)

尚、当日10:00より例会準備会を同場所で行っています。会報の発送作業

や家族同士の歓談などを行っています。家族、当事者の方などどなたでも参加で

きます。例会時とはひと味ちがった雰囲気で、気楽なお話も出来ますよ。また、

居場所として活用するのもひとつの方法です。是非、皆さんのご参加をお待ちし

ています。

 

講演会のお知らせです

日時:平成29年1月22日(日)

受付 13時より 講演会 13時30分~16時

会場:静岡県男女共同参画センター「あざれあ」5F

演題 「ひきこもりと家族支援」

講師 静岡市ひきこもり地域支援センター センター長

NPO法人 サンフォレスト 代表 三森 重則氏

今回は「平成28年度男女共同参画社会づくり研修応援事業」の1つで、

助成金をいただき、静岡県と共催で開催するものです。

広く 会員外の方にも参加を呼びかけております。

参加料は無料です。当日直接会場にお出で下さい。

 

会長コラム

インフルエンザの流行も聞こえてきますが、皆様の元気な笑顔に久しぶりに会えることが出来ると思

います。

最近は、私は正直に行動することが大切であると思っていて、カッコつけるとか嘘をつく隠蔽する、

自分を装うたところで、結局は自分には嘘をつけませんから、普段から自分に正直に行動すれば、目

先の私益にはあずかれないかもしれませんが、自分の気持ちに嘘はつけません。嫌だと感じているに

もかかわらず、誰かを喜ばせるために嘘をつくことは、世間体のために仕方なく選んだものは良い結

果を生みません。

何でもそうですが、「やりたくない」とか「それはちょっと」と思った時の感覚は大事にしたいもので

す。でも自分の与えられた責務から逃げようとするわけではないですが、自分の意思を明確に問われ

る時、これからは私は良心に従うことと、自分は自分なりに子供にも正直であるということで、どん

な状況でもぶれないようにしようと思っています。気持ちに正直でありたいと思います。

 

初めてご参加の方、初回は体験として無料です。

その後よろしければいつでも入会手続きができます。

年会費は6000円で、出席した時には参加費のご負担をお願いします。

その他、いっぷく会へのお問い合わせは事務局までお願いします。

事務局 電話・FAX 054-245-0766 担当 中津川

連続学習会は「赤い羽根共同募金」の助成を受けて運営されています。