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活動内容

いっぷく会便り 2016年2月号

平成28年2月1日 発行
NPO法人 KHJ全国ひきこもり家族会連合会 静岡県「いっぷく会」
会長 上杉 博美

日時
平成28年1月10日(日)
テーマ
『 親の価値観・生き方と本人の価値観・内面・行動のギャップ 』
講師
一般社団法人SCSカウンセリング研究所 カウンセラー 三橋由江 先生
会場
静岡県男女共同参画センター「あざれあ」4F・第2会議室


PDFファイル201602.pdfLinkIcon

1月例会のご報告

1月の例会は、1月10日(日) 静岡県男女共同参画センター「あざれあ」で開催しました。

◆準備会 10時~

14名参加をいただきました。

まず「いっぷく会便り1月号」「KHJアンケート」「ハイキングの案内2月21日」を入れて、参加者

への配布、欠席者・関係機関への郵送作業を行いました。そして、いくつかの報告事項、打ち合わせ

事項について話合い、あとは昼食を摂りながら楽しい歓談の時間を過ごしました。

場所も例会場と同じですので、弁当持参ですが、例会に少し早めに出掛けるような感じで参加してみて

下さい。親の居場所でもあります。楽しい時間を共有しましょう。

◆例会 13時15分~16時50分 参加者29名(初参加5名、当事者なし)

◇活動報告;

・学習会記録集 平成26年度版を作成したので希望者に200円でお分けします。収益金は共同募

金に提供させていただきます。ご協力下さい。

・1月31日の講演会について案内し、参加を呼びかけました。

・12月のバザー、皆さんのご協力で 売上高5850円を共同募金に提供させていただきました。

・ハイキングを今年は2月21日(日)「薩埵峠を歩こう」で企画したので、是非とも出かけて下さい。

◇連続学習会 13時25分~15時40分

テーマ「親の価値観・生き方と、本人の価値観・内面・行動のギャップ」

講師 SCSカウンセリング研究所 カウンセラー

三橋 由江先生

講師自身が親の立場で、自分の子どもの問題行動に取り組んできた、

また現在取組んでいる体験を交えながら学習を進めていただきました。

1.親と子どものギャップ

親はどうしても子どもに「動いて欲しい」「働いて欲しい」「外に出て欲しい」と言うのが本音

だろうが、子どもにしてみれば「動けない」「働けない」「力が出ない」「外が怖い」と言うよう

な現実的ギャップがあります。

内面的なギャップで言えば、親は「生きることは働くこと」「働かないと生きていけない」とい

う事が当たり前の感覚としてありますが、子どもにしてみれば、今この現代の中で、生きてゆ

くということは当り前で出来ちゃうことであって、頭では「お父さん、お母さんが働いてくれて、

そのお金で暮らしている」と分かっていても、体感覚の中で言えば、生きてゆくのは普通に当

り前で生きてゆけること。その中で「働く」となると、プラスアルファーとして「何かなけれ

ば動けない」「働く意味も見いだせない」というところがあったりすると強く感じます。この辺

の意識のギャップは(受けとめる力)本当に難しい話です。

2.親の生きてきた道

時代の変化で、育ちとか、価値観や生き方とかが段々と変わってきていますね。

この「親の価値観」はどうなのでしょうか? 価値観と言うのは「道徳」とも言いかえられる

かもしれませんが、その時、その時代により違ってきます。

皆さん親の立場で、ご自身の生きてきた道、幼少期、青年期から結婚して、子育ての年代に一

番大事にしてきたことは何だったでしょうか?

生きるために、その日その日を必死だった。食べるのに大変だった。そのためには働かなけ

れば・・・ という時代もあったでしょうし、今の時代は「育メン」とか、父親が育児に参加

する時代になり、夫婦が分担して子育てする、社会もそれを認めるようになってきたのですね。

とにかく世の中、時代も変われば価値観も変わってくるのですね。急激に変化しているように

思います。

このように変化している世の中で、情報は過剰になり、親もどう対応したらよいのか不安にな

ったりする。不安になると家の中の空気も変わってきます。どんな情報が入っても親が揺らが

ないようなことが必要です。

最後の最後、鍵を握るのは親の感覚だと思います。

3.子どもは観ている

親は子どものこと考え難いですね。直接聞いても応えてくれるわけでもないし、「ああではな

いか」「こうではないか」と考えてみたりして子どもを観ている。

一方、子どもは親のことをよく観ているものです。丸裸にされるように見られていますね。

ある社会学者、子どもの集団を観察していた方が、大人の説教とか、建前とか、状況が変われ

ば言うことも変わるということを、とても子どもたちは理解して、その現状の中で大人の都合

に合わせて動いてくれている。子ども達は「大人の言うことはどうせ当てにならないよ。」ころ

ころと変わると言うことが分かっている。接し方は見透かされていますよ。

現代の子ども達と言うのは、道徳などよりも社会的価値観に盲目になっている。大人とか親は、

場面に応じて適格でしっかりした自分なりの意見や、復元的なものを用いるような、大人もし

っかり成長しましょうね・・・と言うことですかね。

カウンセラーにおける3大原則として ①自己一致 ②共有 ③無条件 と言われています。

親が子どもに対しての対応も同じことでしょう。親が自分の中で、自分と一致している自分でな

いと難しい。口ではこう言っているが、心の中ではこう思っていない。見透かされてしまいます。

それでは信頼を築いていき難い、ちょっと負の感じのことでもさらけだしてしまう、信頼を受け

やすいということもあります。

4.子どもの思い

ある人の事例。親と一緒には暮らしていけないと地方から出てきた青年。

聞いてみると、親の夫婦喧嘩がすごくて、その喧嘩の果ては、怒りが治まらない母が子どもに当

たり虐待と恐怖の中で育ってきたという。でもこの親は、夫婦の「じゃれ合い位」ですと言う。

翌日には治まっている位のものですと。このように認識の差があっても、その子どもの中では「恐

怖と虐待」それが事実なのです。親から逃げたくて都会に出てきた、自由になれて安心感がある

という。

このように幼い時、親の感覚とは違う意識をもったことも多いでしょう。子どもの思いは、親が

「ええ~そうゆうつもりではなかったのに」というように違う受けとめ方をされてしまったり、

本当に的を得た、大人がごまかそうとしないところでも、ごまかしのきかない処で子どもは察知

しているものです。想像もつかない世界で、この子たちは生きているのだな~と思いました。

今、子どもが何を考えているのか? 本心を語ってくれることは少ないし、語ってくれればよい

が、多分、一生語ってくれないかもしれませんね。

5.予想外の場所で

きっかけはどこに転がっているか分かりません。親が常にアンテナを張っていないと巡り合える

か分かりません。子どもの動きに合わせたタイミングも大事です。

例えば、居場所のパンフレット出してあげるタイミングなど色々とあります。

とにかくその子どもの状況が分かるのは親しかいないので、親は常に子どもの気持ちのキャッチ

能力を磨いておいていただきたいですね。

又、親の知らない処で動いていることもあります。どこで、どのように必要なものに巡り合える

か分かりません。このように何が待ち構えているか分からない、何が転がっているか分からない。

アンテナを常に張っていて下さい。大きな巡り合わせがあると思います。

6.その他の話のポイント

・カウンセラーの利用にしても、「親の成長がイコール子どもの成長」につながるような方に出会

うといいですね。カウンセラーも相手の鏡でないといけない部分もあります。

成長が止まっていると思った時は、カウンセラーを代えるのも一つの手段ですね。

・親は、わが子が笑って生きている姿、輝いている姿が思い浮かびますか? そう思って(信じて)

いる心が必ず本人にも通じるものです。迷いがあったら駄目です。

・「セレンディピティ」偶然にも幸運をつかんだり、価値あるものを発見する能力又はその力のこ

とで自分を信じ、前向きな志向であれば、道は開けてゆくものと実証されています。

一つの行動・情報でもその人の気持ちの状況により、受けとめ方が変わり、対応が変わります。

前向きな取組が必要です。そして強い思いをもっていると「願いは叶うものです」近づいてきま

す。

・質疑で;「最近変化してきたという事例」ちょっとした変化でも子どもにとっては大きな前進で

す。子どもが外に踏み出す勇気は「死ぬか出るか」それ位の覚悟がいること。必死です。

親は信じてあとから見守る。子どもが何かを行ってから行動すればよいのです。先に行かないよ

うに・・。

概略こんな学習をしました、ありがとうございました。

◇KHJ本部からのアンケート記入をしていただいた。

◇グループでの話し合い。 4つのグループに分かれて自由な話合いをしました。

3月例会のお知らせ

日時 : 平成28年 3月13日(日) 13:15 ~ 17:00

会場 : 静岡県男女共同参画センター あざれあ 4階 第2会議室

<連続学習会テーマ>

『 ひきこもりと社会の変化 ~ これからの働き方・生き方』

(講師)一般社団法人SCSカウンセリング研究所

カウンセラー 臨床心理士 桝田智彦 先生

当初桝田宏子先生の予定でしたが、都合で先生の御子息様に変更

となりましたので、ご了承下さい。

参加費 会員お一人1500円(ご夫婦)2000円 当事者は無料

(初めて参加される方は体験日として無料で参加できます)

尚、当日10:00より例会準備会を同場所で行っています。会報の郵送作業

や家族同士の歓談などを行っています。家族、当事者の方などどなたでも参加で

きます。例会時とはひと味ちがった気楽なお話も出来ますし、居場所として活用

するのもひとつの方法ですよ。是非、皆さんのご参加をお待ちしています。

ハイキングに参加しませんか・・・

今年は、「薩埵峠を歩こう」と企画していただきました。

富士山の日(2月23日)に近い日程で、素晴らしい富士山が見られるでしょう。

2月21日(日)10時20分 JR興津駅に集合です。

どなたでも自由参加ですので是非お出かけ下さい。

(詳しくは1月配布のチラシをご覧下さい。)

学習会記録集を作りました

いっぷく会は、親の学習会を中心に活動しています。

毎月の学習内容は「いっぷく会便り」で報告しておりますが、この度、1年間の記録を

まとめたものを作成しました。

今回作成は、平成26年度分(26年4月~27年3月)です。

印刷費もかかっておりますので 一部200円でお願いしております。

例会に出席の時にお買い求めください。尚、郵送希望の方は事務局まで申し込みください。

「雑感」(会員Nさんからの投稿です)

1月31日午後、いっぷく会主催の講演会を番町市民活動センターで開催しましたが、同じ日の午前中役

員会を開き、来年度に向けての学習スケジュール、個別相談会、その他、今いっぷく会が抱えている課題

について話し合いをしました。ここ数年間いっぷく会は「学習会」をメインに月1回の月例会を行ってい

ます。入会して2,3年経つと学習会の内容が新鮮に感じられなくなり、欠席する方も多くなってきます。

来年度の学習会はどんなふうにしていこうかと話し合っていた時、長い間役員として尽力して下さってい

る方の発言がありました。

「うちの息子は私が入会した当時と比べると大きく変化しています。必要があれば役所や銀行に行くこと

が出来るし、料理や掃除も出来るし、家の中では立派に自立した生活をしています。今はお金を稼ぐこと

は出来ないけれど、これからもキチンと自立した生活が出来ると思っています」

我が息子の存在をしっかりと受け止め、彼の人格を認めているこの親御さんのことばを聞いてすばらし

い!と思いました。

「私がこういう風に息子を見ることが出来るようになったのはいっぷく会の学習会のおかげです」という

ことばが続きました。

会員の皆様、親も子も成長出来るこんなにすばらしい学習会です。

第2日曜日にはいっぷく会の学習会に来て会員の方々と話をして「自分みがき」をいたしましょう!

そしてもう一言加えさせてください。同じ日の午前中準備会を行っていますので、お弁当持参で参加し

てみてください。「いっぷく会」は多くの方々の力で運営されているのだと実感されると思います。

みんなで力を合わせて内容の濃い「いっぷく会」にしていきましょう。

会長コラム

私は漠然とした不安で悩んでいますが、自分では不安と悩みの深さは色々ですが、何か想像をめぐらす

余裕があるなら自分で楽しいことを想像し、悩みと上手に付き合いながら、今を楽しむことでコンプレ

ックスを少しでもなくす方法は防犯専門講座を受講して、保育園、幼稚園、小学生の防犯教室に力を入

れています。子供の安全安心と子供の笑顔は良いものです。アブトレとか不審者に出会ったときの防犯

教室をしています。無になって子供達の安全を願って頑張っています。息子達の苦しみを考えると不安

にはなりますが、ゆっくりでいい元気にしていればいいと思っています。不安と悩みを溜めない生活に

していこうと思っています。

初めてご参加の方は月例会会場で入会手続きができます。

年会費6000円 月例会参加費お一人1500円(ご夫婦参加2000円)

その他、いっぷく会へのお問い合わせは事務局までお願いします。

事務局 電話・FAX 054-245-0766 担当 中津川

連続学習会は「赤い羽根共同募金」の助成を受けて運営されています。